地図屋・仕事のつぶやき

アクセスカウンタ

zoom RSS 日本地図共販、破産へ

<<   作成日時 : 2017/02/13 22:22   >>

ブログ気持玉 0 / トラックバック 0 / コメント 1

私が自宅のメンテを理由に仕事を休んだその日、日本地図共販が破産手続きに入ることが明るみに出ました。もちろん、職場とは無関係ではありません、関係大ありです。

直前のエントリで、地図を含む自社の製品が売れなくなった云々の話題を出しておいてこの有様…予見するつもりも、知っていたわけでもなかったのに。よって、あえて破産理由はここに改めて書くまでもないですね。すでにネットニュースで散々流れていますし、ニュースなど見なくても薄々分かりそうなこと。

勤務先はあくまでも編集事務所というスタンスなので、地図共販は自社製品を扱ってもらっているというよりもむしろ、書籍購入に際して積極的に利用していた側。版元である親会社は、抱えていた在庫管理の観点からある程度の負債は抱える格好になるのでしょうが…職場は今回の破産に関して、そういった直接的なダメージを受けることはありません。

が、長い目で見ると損失を被ることにはなりそうです。

購入に際してはうち、定期的にある程度の量を買うことを前提に定価からかなり値引いて売ってもらっていました。書籍販売のセオリーを考えればこのこと自体、結構異例の措置ではあったんですが…今日現在、状況確認のために連絡を取ろうにも、今まで注文の際に使っていた電話もFAXも全く通じません、業務が継続できない状態に陥っていると見るべきでしょう。今後は、今までのような引き率で書籍を購入することができなくなるのはもちろん、場合によっては定価ですべての資料類購入を強いられる可能性もあり、今までの高い値引きを考えればこの先、経営に何らかの影響が出てくる恐れも。

実は今回の件、今となっては「そうだったのか」と思える伏線がありました。年が明けてから地図共販、縮小気味だった神保町の事務所をさらに移転して縮小し、ビルの1室みたいなところに収まってしまいました。かつて、通りに面した1階に「神保町店売所」を設けていたとは思えない転落ぶりです。資料室からは、ゆくゆくは江戸川区に集約される方向(都心側からすれば引っ込まれる格好)に落ち着くのではなどと聞かされていましたが、事態は想定以上に悪かったようです。

今回の件に直面するにつけ、改めて自分は「斜陽産業」に身を置く立場なんだと痛感させられました。それでも勤務先がまだ、何とか倒れずにいられるのは本当に「教科書」様さま。こちらの仕事が万が一なくなったとしたら、それはほぼ自分が失職する時だろうと思います。この歳にして仕事を失えば、まぁ後は備えて貯めてた預貯金を当てに細々暮らし、それが尽きれば首くくる…ぐらいしか思いつきません。ちょっとそうなっちゃうと(近親者を含む)周囲にはあまりにも迷惑千万なので、そうならないように日頃の仕事をきちんとこなし信用を得ていくしかありません。

形のないものだけに、築き上げるのは大変だけど、叩き壊して失うのはあっという間ですからね、「信頼」は…。

【2月16日追記】
結局、勤務先での地形図購入は内外地図に依頼することになりそうです。ただ、取扱い版元の数は地図共販よりも限られるため、例えば昭文社の地図類も今までよりむしろ引き率を上げて購入できそうな反面、時刻表を必ず月1でどちらか買うことにしている交通新聞社とJTBパブリッシングはいずれも扱いがないそうなので、定価購入せねばならない資料も少なくなさそう…痛し痒しで、地図共販破産の影響は決してゼロでは済みません。

テーマ

関連テーマ 一覧


月別リンク

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!
ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。
→ログインへ

トラックバック(0件)

タイトル (本文) ブログ名/日時

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文

コメント(1件)

内 容 ニックネーム/日時
日本地図共販から検索してたどり着きました。記事を拝読したら鉄分が結構あるんでハマッてしまいました。
私はアラ還の鉄爺でして中高はSL追っかけ、後は女の追っかけ(?)して孫三人です。お気に入りに〜
アスペル山ちゃん
2017/04/19 17:54

コメントする help

ニックネーム
本 文
日本地図共販、破産へ 地図屋・仕事のつぶやき/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる